前回は最も釣りやすい潮の状態のときの釣り方をご紹介しました。

 

前回も述べたように、遊漁船でのメバルの半夜釣りの場合は実釣時間が短いので潮が変わるまで待てません。

 

釣りにくい潮のケースをご紹介しましょう。


釣り方ケース2(底潮が緩んでほとんど動かない時)
潮が動いていないということは、餌が流れてこないのでメバルが先を争って餌を取るというような活性の高さがありません。
メバルの目の前で不自然でない動きができればメバルが反射的に食いつくということになるのではないかと考えています。
底潮が緩みながらも動いているときと同じような竿の捌きをして、誘いを入れますが、こういうときのあたりは竿を押さえ込むようなあたりで終わることが多いように思います。
竿を持つ手にはゴツゴツというようなあたりを伝えず、穂先だけが少し下がったようなままになります。
この場合は、竿をゆっくりと上げるという誘いをさらに加えます。
竿先が固く弾力がある場合は、その反動でメバルが餌を離すことが多くなります。穂先が柔らかく弾力に余裕がある場合は、ここから食い込むことが多いようです。

 
先日の釣りがこういう状態で、口にくわえているのに食い込まないというケースが続き、竿の弾力が勝った場合は餌が短く千切れているということが起こりました。
こうした場合は、竿、リールの操作で、竿のハネが起きないように力を余したままで更に誘い上げるというテクニックが必要になります。
私が最も苦手とする誘いです(^^;。
このような時は竿の長さが3m台ではなく、4m以上、5mくらいあるほうが有利になります。

 

 

また、竿も、軟調のメバル竿又は磯竿の転用などの方が食い込みは有利なはずです。

 

 

釣り方ケース3(底潮が飛ぶように速く流れている時)
こういう潮のときは底が荒い磯ではなかなか思うような釣りができないと覚悟しておく方が良いと思います。
船頭さんも乗合船に乗っているメンバーを見て磯選びをされるとは思いますが、底が荒い磯にあたることもあるでしょう。
潮の速いときは、メバルはあまり磯から離れず、磯近くで流れてきた餌を捕食し、すばやく磯に戻るという習性があるようですから、狙いは底近くということになります。

 
ですから、トラブルはあることを前提に準備が必要です。
捨糸はハリスと同じか細めの糸にしておきます。
錘は余分を持ち、すばやく捨糸と一緒につけれるようにしておきます。
着底後ゆっくりと底立ちを取っているとその瞬間にも船も仕掛けも流されていますからすぐ根掛かりをすることになりますので、手早く底切りをします。
これは、リールを巻くより竿捌きで行う方が良いでしょう。
着底と同時にリールをロックし、竿のたわみと糸ふけの分くらいの糸を巻き(1巻きから1巻き半)、竿先を水面から正面くらいまで持ち上げるという動作を同時に行うと良いと思います。
その状態をキープしながら、錘が底に当たるような感触があれば、竿を持ち上げ、必要に応じて糸を巻くという動作を繰り返します。

 
あたりは明確に出ることが多く、一気に餌を咥え、反転して根に潜ろうとしますので、竿を持ち上げ、根に潜らせないように一定のスピードで巻き上げていきます。
底近くを流していますので、穂先は下げず、身体の正面くらいにあるほうがメバルが食い込みをあらわしたとき、持ち上げることが楽です。
底近くですのでメバルが根に入ってしまい、錘が根が掛かってしまうことが起こりやすくなりますが、メバルが付いていることが確認できれば竿の弾力で捨糸を切り、メバルを巻き上げます。

 
メバルが付いているか否かが定かでなく、根掛かりをしている場合はすばやく道糸を手に取り(この場合手袋がなければタオルなどで)、捨糸を切って仕掛けを回収します。
このとき、絶対やってはいけないのは竿を何回もあおって糸鳴りなどを起すこと。
これをすると、メバルは危険を察知して、群が散って、根に潜ってしまいます。

 
根を釣る時は根掛かり覚悟、その後の処理を的確に手早くすることを心がけましょう。


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