メバル狙いの夏場の半夜釣りで乗合船からの釣りの場合、実釣時間が2時間程度であることはお分かりいただけると思います。
日が沈んで、沖払いをするまでですから、7時から9時の2時間というのが基本と考えます。
マイボートや、チャーター船で長い時間の釣りをするのであれば潮の状態を見ながら地合を待つことも可能ですが、釣り時間が決まっている乗合船ではそうはできません。
たまたま、良い潮にあたり、時間帯も潮が緩み始めたり、動き始めたりした時間帯にあたればほとんど入れ食い、何も考えず、棚さえ合わせれば2時間でも型が揃って20尾という釣果を得ることは可能でしょうが、なかなかそううまいことはいきませんね。
25cm以上を少なくとも3尾から5尾持って帰りたいと思っていても、それさえままならぬことはたびたびです。
週末の釣師としては潮は選べない、時間帯も選べないならば、その場、その時の状況に合わせた釣りをし一尾でも釣果が伸びるように準備をすることになります。
餌はアオムシ、できるだけ元気の良い大型のもの。夏場ですから暑さ対策を十分にして使うときに弱っていないように。
仕掛けの根掛かり対策:これはその時の状態によっては底を攻めなければなりませんから、捨糸仕立にして、捨糸はハリスより号数を落としておきます。
こうすれば、錘が根掛かりしたとき錘と捨糸の交換だけですむことになります。
鈎の数は4本まで:私は3本にすることもあります。
連で釣れたとしても型がある程度大きいですので、3尾以上かかることは先ずありませんでしょう。
で、仕掛けの交換は手早くできるようにするのと、ハリスだけ交換すればよいようなケースが結構多いのでハリスの交換が手早くできるような仕掛けを作ります。
ここまでは、潮がどんな状態であろうと同じです。
釣り方ケース1(底潮が緩みながらも流れている時)
比較的メバルの活性が高いはずです。
船長から磯の高さの指示がありますから、着底後最低でも磯の高さ分切ります。
磯の近くになるまでそのままで止めておき、磯の上に差し掛かってもあたりがなければ竿を少し上に上げて誘います。
あたりが出た棚をカウンターなどで記憶し、2度目からは底まで仕掛けを落とさず、最初にあたりが出た棚の前3mくらいからサミングしゆっくりとそのカウンターより1m下くらいまで落とします。
このような時は続けてあたりが出ることが多く、餌を新しいものに変えるなどの手返しを手早くし釣ることを心がけます。
同じように潮が緩みながらも流れていてもメバルが浮いていないときがありますし、時間によって浮き方が代わる場合もあります。
ですから、あたりが出なくなったら、着底後、底立ちをとり、50cmから1m底を切り、そこから誘いをかけていくという手順となります。
潮が流れている時は、餌が潮に乗り自然な動きとなるように仕掛けの動きを止めることが重要です。
少し竿で誘いをかけたら竿を止め、潮に餌を同調させあたりを待つ。
あたりが出なければもう少し竿を上げ、同じように繰り返していくという作業で、底から磯の上辺りまで探っていきます。
船長が魚探に写っている様子を知らせてくれれば、その棚まで同じように誘ってみるということが有効となります。
メバルは一般に群れの上に大型がいるといわれていますので、下ばかりでなく上まで誘うことが必要となります。
メバルのあたりの出方はこのような状況の場合はほとんどの場合、餌を咥えたような押さえ込むあたりから一気にもぐりこむような締め込みを送ってきますので、あわてず竿を立てるようにして一定のスピードで糸を巻き、最後は竿の弾力を利用して船内に取り込むようにします。